士師記 8:1-11 リビングバイブル (JLB)

1.  ところが、エフライム部族の指導者たちは、激しくギデオンに詰め寄りました。「ミデヤン人との初陣を飾る際、なぜわれわれに声をかけてくれなかったんだね。」

4.  さて、ギデオンと三百人の兵士はヨルダン川を渡りました。 かなり疲れていましたが、追撃の手はゆるめません。 

5. ギデオンは、スコテの人々に食べ物をくれるよう頼みました。 「われわれは、ミデヤン人の王ゼバフとツァルムナを追いかけているが、くたくたな上に腹ぺこなんだ。」

6.  ところが、スコテの指導者たちからは冷淡な返事が戻ってきただけです。 「まだゼバフとツァルムナを捕らえたわけじゃないんだろう。 食べ物を恵んだのに負けられでもしたら大へんだ。 あいつらはここへ来て、わしらを殺すに違いないからな。」

7.  そこでギデオンは、こう警告しました。 「神様が二人を捕らえさせてくださったあかつきには、戻って来て、野のいばらやとげで、おまえたちの肉を引き裂いてくれるわ。」

8.  それからペヌエルに上り、食糧を求めたところ、また同じ返事です。 

9. そこで、ペヌエルの人々にも警告しました。 「この戦いに決着がついたら、戻って来て、このやぐらをたたきこわしてやるからな。」

10.  そのころゼバフ王とツァルムナ王は、残りの兵一万五千を率いてカルコルにたてこもっていました。 とにかくこれが、連合軍で生き残ったすべてでした。 十二万人がすでに殺されていたのです。 

11. ギデオンは、ノバフとヨグボハの東にある隊商路を迂回して、ミデヤンの陣営を急襲しました。 

士師記 8