士師記 6:2-13 リビングバイブル (JLB)

2. ミデヤン人はとても残忍だったので、イスラエル人は山に難を避け、洞窟やほら穴に身を隠しました。 

5. 敵の大軍は、おびただしい数のらくだの群れを連れて来て、その地を荒らし尽くすまで動こうとしないのです。 

8.  神様は、一人の預言者を遣わし、その口をとおしてお答えになりました。 「イスラエルの神様は、あなたがたをエジプトでの奴隷生活から救い出してくださった。 

9. また、エジプト人およびいっさいの残忍な者たちの手から助け出し、敵を一掃して、この地を与えてくださったのだ。 

10. その神様が、『わたしは、おまえたちの神である主だ。 よいか、ぐるりを取り囲むエモリ人の神々を拝んではならぬぞ』とお命じになったではないか。 それなのに、あなたがたは聞き従わなかった。」

11.  ある日、神様の使いが現われ、アビエゼル人ヨアシュの農地内にある、オフラの樫の木の下に座っていました。 ヨアシュの息子ギデオンは、酒ぶね〔ぶどうを絞ってぶどう酒をつくる穴〕の底で、小麦を打っていました。 ミデヤン人から身を隠していたのです。

12.  御使いはギデオンの前に立ち、「勇士よ、神様はおまえと共におられる」と告げました。

13.  ギデオンは答えました。 「初めてお目にかかりますね……。 どうか教えてくれませんか。 神様が共におられるのなら、なぜ、こんなことが次から次へと起こるんですか。 ご先祖から聞かされましたよ。 神様がエジプトから連れ出してくださる時、ものすごい奇蹟をいっぱい行なわれたとね。 なのに、今はどうです。 そんな奇蹟のかけらもないじゃありませんか。 もう神様は私たちを見捨てて、ミデヤン人にしたい放題をさせ、踏みつけるに任されるんだ。」

士師記 6