士師記 3:17-19-27 リビングバイブル (JLB)

4. これらの国民は、新しい世代への試金石となりました。 モーセが与えた神様の戒めに、新しい世代が従うかどうかが、はっきりするからです。

5.  それでイスラエル人は、カナン人、ヘテ人、ヒビ人、ペリジ人、エモリ人、エブス人に混じって生活しました。 

6. ところが、異民族を滅ぼすどころか、イスラエルの若者は彼らの娘を妻にめとり、イスラエルの娘は彼らの息子に嫁いだのです。 やがてイスラエルは、異教の神々を拝むようになりました。 

7. このように、神様に対してさんざん悪事を重ねました。 それは、神様を裏切って、バアルやアシェラなどの偶像を拝んだからです。

8.  ついに、神様の怒りは、めらめらと燃え上がりました。 イスラエルはメソポタミヤの王クシャン・リシュアタイムに征服され、八年間その支配に服することになったのです。 

9. しかし、神様に叫び求めると、神様は救いの手を差し伸べ、カレブの甥オテニエルを遣わしてくださいました。 

17-19. エグロン王は大へん太っていました。 貢物を渡すと、エフデは帰路につきました。 ところが、町を出てギルガルの石切り場まで来た時、同行の者を先に帰し、一人で王のもとへ戻ったのです。エフデは申しました。 「陛下、内々に申し上げたいことがございます。」王はさっそく、お付きの者たちに座をはずさせました。 これで二人きりです。 

20. 涼しい屋上の間に座っている王に歩み寄りながら、エフデは、「実は、神様のお告げがございまして」と言いました。王は、お告げを受けようと立ち上がりました。 

21. すかさずエフデは左手を伸ばし、隠し持った短剣を抜き放ちざま、王のどてっ腹めがけて、ぐさりと突き刺したのです。 

22-23. 短剣が柄までくい込んで腹わたが流れ出し、脂肪が刃をふさいでしまいました。 すばやくエフデは戸に錠をかけ、抜け道の階段づたいに逃げました。

24.  戻って来た家来は、戸に錠がかかっているので、用を足しておられるのだろうと思い、しばらく待っていました。 

25. ところが、いつまで待っても王は現われません。 心配になって開けてみると、なんと、王は床に倒れて死んでいるではありませんか。

26.  その間にエフデは、石切り場を駆け抜けてセイラへ逃げました。

27. そして、エフライムの山地にたどり着くと、ラッパを吹き鳴らして兵を集め、全軍を指揮下に置いたのです。

士師記 3