1. ある日、神様の使いがギルガルから上って来て、ボキムに到着し、イスラエル国民にこう告げました。 「わたしはおまえたちを、先祖との約束に従って、エジプトからこの地へ連れて来た。 また、おまえたちと結んだ契約を決して破らないと宣言した。
2. ただし、それには条件があったはずだ。 この地の先住民と友好条約を結んではならないという条件だ。 この地の異教の祭壇を取りこわせと命じたではないか。にもかかわらず、なぜ従わなかったのか。
3. おまえたちが契約を破った以上、もはや無効だ。 もう、おまえたちの地に住む諸国民を滅ぼすとは約束しかねる。 それどころか、あの人々はおまえたちの悩みの種となり、彼らの神々は常に誘惑の罠となるだろう。」
4. 御使いが語り終えると、人々はせきを切ったように泣きだしました。
5. それでこの地は、ボキム〔「人々が泣いた場所」の意〕と呼ばれるようになったのです。 人々は神様にいけにえをささげました。
6. ヨシュアがイスラエルの全軍を解散させると、各部族はそれぞれ新しい領地めざして移動し、各自の所有地を手に入れました。
12-14. イスラエル人をエジプトから連れ出してくださったお方、先祖が心から礼拝してきた神様を捨ててしまったのです。 そのあげく、近隣諸国の偶像にぬかずいて拝む有様でした。 神様の怒りは、全イスラエルに対して燃え上がりました。 神様に背を向け、バアルやアシュタロテのような偶像を拝むイスラエルを、神様は敵のなすがままに任せたのです。