士師記 18:3-18 リビングバイブル (JLB)

3. そして、レビ人なまりの若者に気づき、かたわらに呼んで尋ねたのです。 「ここで何をしてるんですか。 なんでこんな所にいるんです?」 

4. 若者はミカとの取り決めについて話し、ミカの私的な祭司であることを告げました。

5.  「そうですか。 それなら、わしらの旅が成功するかどうか、ひとつ神様にうかがってくれませんか。」

6.  「いいでしょう。 ……これはこれは、首尾は上々ですな。 神様は皆さんを、おこころにかけていらっしゃいますよ。」

7.  やがて五人は、ライシュの町に入り込みました。 そして、住民がみな安穏と暮らしているのに気づきました。 生活ぶりもフェニキヤ人らしく、たいそう裕福なものでした。 この辺では、脅威を感じるほどの強い部族もなかったので、無防備同然で、安心しきっていました。 その上、シドンにいる同族とも遠く離れ、近隣の村々ともほとんど交渉を断っていたのです。 

8. 偵察に来た五人は、ツォルアとエシュタオルへ帰りました。待ち受けていた人々は尋ねました。 「どうだった、向こうの様子は?」

11.  そこで、ダン部族の兵六百人が、ツォルアとエシュタオルからくり出しました。 

12. 第一夜は、ユダのキルヤテ・エアリムの西側で過ごしました。 そこは今も、マハネ・ダン〔ダンの陣営〕と呼ばれています。 

13. そこからエフライムの山地へと、進軍を続けたのです。ミカの家に差しかかった時、 

14. 先の偵察隊の五人が言いました。「この家には、エポデやテラフィム、それに彫像をたくさん安置した聖堂があるんだ。 となると、われわれのなすべきことも明白だな。」

17. 五人は聖堂に踏み込み、彫像やエポデやテラフィムを持ち出そうとしました。

18.  「何をするんだ」と、若い祭司は詰め寄りました。

士師記 18