5. 神様は私の前にとりでを築き、苦しみと悩みで私を取り囲みました。
6. 私を、ずっと前に死んだ者のように、暗がりに埋めました。
7. 神様が閉じ込めたので、どんなにもがいても逃げられません。 神様は私を重い鎖でつなぎました。
8. 私がどんなに声を張り上げても、神様は祈りを聞こうともしません。
9. 私は、高い崖が周囲にそそり立つ場所に閉じ込められ、どんなに急いでも、回り道ばかりして先へ進めません。
48-49. 同胞が滅んでいくので、昼となく夜となく、私の目から涙があふれ落ちます。
50. ああ、神様が天から見下ろして、私の叫びに答えてくださるとよいのに。
51. 胸は、エルサレムの娘たちの災難を知って、張り裂けんばかりです。
52. 今までに一度もこちらから害を加えたことのない敵が、まるで鳥をねらうように、私を追いかけました。
53. 彼らは私を井戸に放り込み、大きな石でふたをしたのです。
54. 水が頭の上まで来たので、これで終わりだ、と思いました。
55. しかし神様。 私は井戸の底から、神様の名を呼びました。
56. すると、神様はその叫びを聞いてくださいました。 私の訴えに耳を傾け、私の泣き声をお聞きになったのです。
57. 私の絶望の声を聞いて近づき、恐れてはいけない、と語りかけました。