4. 私は憔悴しきって、すっかり老け込んでしまいました。
5. 神様は私の前にとりでを築き、苦しみと悩みで私を取り囲みました。
6. 私を、ずっと前に死んだ者のように、暗がりに埋めました。
7. 神様が閉じ込めたので、どんなにもがいても逃げられません。 神様は私を重い鎖でつなぎました。
8. 私がどんなに声を張り上げても、神様は祈りを聞こうともしません。
9. 私は、高い崖が周囲にそそり立つ場所に閉じ込められ、どんなに急いでも、回り道ばかりして先へ進めません。
34-36. しかし、あなたは身分の低い者を踏みにじり、神様のお与えになった当然の権利を奪い、公平に扱いませんでした。 だから、いま神様がつらくあたるのは当然のことです。
37. 神様の許しがなければ、だれもあなたに、あんなひどい仕打ちをするはずがありません。
38. ある人を助け、ほかの人に災いを下すのは、神様です。
39. それなのに、どうしてただの人間にすぎない私たちは、自分の罪のために罰を受けたからといって、つぶやいたり、不平を言ったりするのでしょう。
40. むしろ、わが身を振り返り、悔い改めて、神様に立ち返るべきです。
41. 手だけでなく、心もいっしょに、天におられる神様に向けようではありませんか。
42. 私たちは罪を犯したからです。 私たちは神様に反抗し、しかも神様は、そのことをお忘れになりませんでした。
43. 神様。 あなたは怒って私たちを追いつめ、容赦なく殺しました。
44. 雲でお姿を隠しているので、私たちの祈りは届きませんでした。
45. 神様は私たちを、国々の間でがらくたとし、ごみ箱に捨てる物としました。
46. 敵はみな、私たちに大きな口をたたきました。
47. 私たちは罠にかかり、見殺しにされたので、恐れに取りつかれました。
48-49. 同胞が滅んでいくので、昼となく夜となく、私の目から涙があふれ落ちます。
50. ああ、神様が天から見下ろして、私の叫びに答えてくださるとよいのに。