哀歌 1:8-11 リビングバイブル (JLB)

8. エルサレムは罪に罪を重ねたので、汚いぼろきれのように捨てられました。 丸裸にされ、人前に尻をさらしているので、かつては尊敬の眼で見つめた人たちも、今では軽べつのまなざしを向けるだけです。 あまりの恥ずかしさに彼女はうめき、顔を隠します。

9. この都は不品行の罪にうつつを抜かし、まちがいなく刑罰が下るという事実を認めませんでした。 今ではどぶに落ち込んでいますが、だれも引き上げてくれないので、こう叫びます。 「ああ神様、私の不幸に目を留めてください。 敵はあんなに勝ち誇っています。」

10. 敵は貴重品を一つ残らず取り上げ、無一物にしました。 そればかりか、神聖な神殿を荒らし回りました。 そこに入ることさえ神様に禁じられた外国人たちが、です。

11. 民はうめき、血眼になってパンを捜し求めます。 持ち物をぜんぶ売り払い、少しでも体力を回復しようと、食べ物をあさります。「神様、ご覧ください。 私がどんなにさげすまれているかを知ってください」と、エルサレムは祈ります。

哀歌 1