創世記 50:9-18 リビングバイブル (JLB)

9. そういうわけで、一行はたいへんな行列になりました。 たくさんの戦車と騎兵が護衛にあたる大部隊です。

10.  やがてヨルダン川を越え、アタデ〔「木いちごの打ち場」の意〕まで来ました。 ひとまずそこで、盛大な葬式を行なうことにしました。七日間、ヨセフの父の死を嘆き悲しむのです。 

11. 土地のカナン人は、それからその場所を、アベル・ミツライム〔「エジプト人の嘆き」の意〕と呼ぶようになりました。 葬式の有様を見て、「あのエジプト人たちには、この葬式はよっぽど悲しいものなんだなあ」と言い合ったからです。 

14.  そのあとヨセフは、兄弟や、葬儀のために同行した人たち全員と、エジプトへ帰りました。 

15. ところが兄たちは、急に心配になってきました。 父親が死んでしまった今、どんな仕返しをされるかわかりません。「ヨセフにはずいぶんひどいことをしたからな。 今度こそ仕返しされるかもしれないぞ。」 

18.  兄たちも気が気ではなく、わざわざ出向いて来ました。 「手紙でも申し上げたとおり、われわれはあなたの奴隷です。」 そろってヨセフの前にひれ伏し、恐る恐る言いました。

創世記 50