17. しかし、父が右手をエフライムの頭に置いたのが、ヨセフにはおもしろくありません。 それで、わざわざ父の手をとり、マナセの頭にのせようとしました。
18. 「違いますよ、お父さん。 手の置き方が反対です。 こっちが長男です。 右手はこの子に置いてください。」
19. 「いや、ちゃんとわかっている。 マナセも大きな国になる。 だが弟のほうがもっと強くなるのだ。」
20. ヤコブはその日、二人の少年に次のような祝福を与えました。「イスラエル人は互いに祝福し合う時、これからは、『神様があなたがたを、エフライムとマナセのように栄えさせてくださいますように』と言うだろう。」 この時も、エフライムの名をマナセの前にしています。
21. そのあとイスラエルは、またヨセフに言いました。 「わしはもう長くはない。 だがおまえには神様がついておられる。 きっともう一度、先祖の国カナンへ帰れるだろう。
22. その時のために、シェケムの地をおまえにやろう。 あれは、わしがエモリ人から苦労して戦い取った土地だ。 ほかのだれにもやらん。 おまえのものだ。」