1. そんなある日、父親の容態が悪化したという知らせが届いたので、ヨセフはマナセとエフライムを連れて父を見舞いました。
2. ヨセフが来たとあっては寝てもいられません。 ヤコブは力をふりしぼって起き上がり、彼を迎えました。
3. 「全能の神様がカナンの地ルズでわしに現われ、祝福してくださった時のことは、今でもはっきり覚えている。
4. あのとき神様は、『わたしはおまえを大きな国とし、カナンの地を永遠におまえと子孫とに与えよう』と約束なさったのじゃ。
5. それはそうと、わしがここへ来る前に生まれたおまえの息子らのことだが、エフライムとマナセ、あの二人をわしは養子にしようと思うが、どうだ? ルベンやシメオンと同じように、あの二人にもわしの遺産を相続させたくてな。
12-13. ヨセフはもう一度、二人の手をとり、ていねいにおじぎをしてから、二人を祖父の前に進ませました。 イスラエルから見て、エフライムが左側、マナセが右側です。