創世記 41:20-31 リビングバイブル (JLB)

20. ところが、そのやせた牛が、最初の太った牛をぺろっとたいらげてしまった。 

21. それなのに、まだやせたままなのだ。 そのとき目が覚めた。

22.  しばらくして、もう一つ夢を見た。 今度は一本の茎に七つの穂が出て来たのだ。 たっぷり実のはいった穂ばかりだった。 

23. そのあと同じ茎から、やせた実のない穂が七つ出て来た。 

24. そしてやせた穂が、実のはいったやつをのみ込んでしまった。 この話を魔術師どもにしたのだが、満足に説明できる者は一人もおらん。」

25.  「夢は二つとも同じ意味でございます。 神様が、これからエジプトでなさろうとしていることを、お告げになったのです。 

26. 七頭の太った雌牛と、実のよくはいった七つの穂はどちらも、これから七年のあいだ豊作が続くということです。 

27. 七頭のやせた雌牛と七つのしおれた実のない穂は、その七年間の豊作のあと、七年間ききんが続くことを表わしています。

28.  神様は、今からしようとしておられることを、そのように王様に示されたのです。 

29. これから七年間は、エジプトの国中が豊かな繁栄を楽しむ時となりましょう。 

30. しかしそのあと、七年間のききんに見舞われます。 以前の繁栄がすっかり忘れられ、あとかたもなくなるほどの大ききんです。 国土はすっかり荒れ果て、 

31. あまりのひどさに、豊作の年があったことなど、信じられなくなるでしょう。

創世記 41