創世記 35:13-14-23 リビングバイブル (JLB)

2.  ヤコブは一族の者みんなに、手もとにある偶像を捨て、身を洗いきよめて新しい服を着るよう命じました。 

3. そして、一同に言い渡しました。 「これからベテルへ行く。 これまで、どんなに苦しかった時も祈りに答えてくださった神様、旅の間、いつも共にいて守ってくださった神様のために、そこで祭壇を築くことにしたのだ。」

4.  一同は、持っていた偶像とかイヤリングなどをヤコブに渡したので、彼は全部ひとまとめにして、シェケムのそばの樫の木の下に埋めました。 

5. さあ、出発です。 神様が行く先々の町の住民を恐れさせたので、旅の間だれからも攻撃されずにすみました。 

6. ついにカナンのルズ〔別名ベテル〕に着きました。 

7. ヤコブはそこに祭壇を築き、「ベテルでお会いした神様の祭壇」と名づけました。 エサウのもとから逃げるとき神様と会ったのが、このベテルだったからです。

8.  まもなく、リベカの年老いた乳母デボラが死に、ベテルのふもとの谷にあった樫の木の下に葬られました。 その木はのちに、「嘆きの樫の木」と呼ばれるようになりました。

9.  こうして、はるばるパダン・アラムからベテルまで戻ったヤコブに、神様は再び現われ、祝福なさいました。 

13-14. そのあとヤコブは、神様が現われた場所に石の柱を立て、神様へのささげ物として柱にぶどう酒を注ぎ、オリーブ油を塗りました。

15. このことがあってから、ヤコブはそこをベテル〔「神様の家」の意〕と呼ぶようになりました。

16.  やがてベテルを出発したヤコブの一族は、エフラテ〔ベツレヘム〕へと旅を続けました。 ところが、目的地まではまだかなりあるというのに、ラケルが産気づいたのです。 

17. たいへんな難産でした。 気をもみながら待つうち、ようやく助産婦の叫び声が聞こえました。

18. 「よかったわね。 また男のお子さんですよ。」 難産で息も絶え絶えのラケルは、最後の息の下から、その子を「ベン・オニ」〔「私の悲しみの子」の意〕と呼びました。 しかし父親は、「ベニヤミン」〔「私の右手の子」の意〕と名づけました。

19.  ラケルは死に、エフラテへ向かう道のそばに葬られました。 

20. その墓石は、今でも残っています。

21.  イスラエルは旅を続け、エデルの塔を越えた所にテントを張りました。 

22. そこにいた時、ルベンが父親のそばめビルハと寝たのです。そのことはイスラエルの耳にも入りました。ところで、ヤコブの十二人の息子は次のとおりです。

23.  レアの子は長男ルベンシメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン。

創世記 35