8. ハモルの申し出はこうです。 「今度のことは、いいかげんな気持ちからじゃありません。 息子はほんとうにお宅の娘さんが好きなのですよ。 妻にいただきたいと心から願っております。 いかがなものでしょう。 二人の結婚をお許し願えないでしょうか。
13. 兄たちは、シェケムとハモルをだます計画を考えました。 シェケムが妹にひどい仕打ちをした仕返しをしようというのです。
14. 「ちょっと待ってくださいよ。 それはできない相談だな。 あなたたちは割礼(男子が生まれて八日目にその生殖器の包皮を切り取る儀式)を受けていないからね、そういう人と妹を結婚させるのは一家の恥ですよ。
15. もっとも、あなたたちが一人残らず割礼を受けるというなら、話は別ですがね。