2-3. 「そんなことないわ。 食べるのはちっともかまわないのよ。ただね、園の中央にある木の実だけは、食べちゃいけないの。 そればかりか、さわってもいけないんですって。 さもないと、死んでしまうって、神様がおっしゃったわ。」
18. 土地には、いばらとあざみが生え、おまえは野草を食べる。
19. 死ぬまで汗水流して土地を耕し、働いて糧を得なければならない。 そしてついに死に、また土に帰る。 土から造られたのだから、また土に帰る。」
20. アダムは妻をエバ〔「いのちを与える者」の意〕と呼びました。 彼女は全人類の母となるからです。
21. 神様はアダムと妻エバに、動物の皮で作った服を着せました。
22. それからこう考えました。 「人間は、われわれと同じように、善悪の区別がわかるようになってしまった。 この先、万一『いのちの木』にまで手を出し、永遠に生きるようにでもなったら大へんだ。」
23. そうならないうちに、手を打たなければなりません。 結局、人をエデンの園から永久に追放し、土地を耕させることに決めました。
24. こうして人を追放すると、エデンの園の東に炎の剣を置き、力ある天使とともにいのちの木を守らせました。