27. 一週間このままで我慢してくれたら、ラケルもやろう。 ただし、もう七年間ここで働いてもらうということにしてな。」 こううまく言い抜けられては、しかたありません。
28. ヤコブはさらに七年働くことにしました。 それでやっと、ラケルと結婚できたのです。
29. ラケルは奴隷の少女ビルハを召使として連れて来ました。
30. ヤコブはラケルと床を共にしました。 やはり、レアよりも彼女のほうを愛していました。 そのため、あと七年も余計に、ラバンのもとで働くはめになったのです。
31. ヤコブがレアに冷たくするので、神様は彼女に子供を授けてくださいました。 ラケルには子供はありません。
32. 最初の子は男の子でした。 名前はルベン〔「私の息子を見てください」の意〕です。 レアが、「神様は私の苦しみをわかってくださったわ。 子供ができたんだから、あの人もきっと私を愛してくれるでしょう」と言ったからです。