3. 全能の神様がおまえを祝福し、たくさんの子供を授けてくださるように。 たくさんの部族を持つ大きな国にしてくださるように。
4. おじいさんのアブラハムに約束されたすばらしい祝福が、おまえと子孫に受け継がれるように。 わしらは今ここでは外国人だが、おまえの代にこの地を手に入れることができるように祈る。 神様がおじいさんに約束されたようにな。」
5. こうしてイサクは、ヤコブをパダン・アラムのラバンのもとへやりました。 アラム人ベトエルの息子ラバンは、リベカの兄で、ヤコブには伯父にあたります。
9. それでエサウは、イシュマエル伯父の家へ行き、今いる妻のほかに、さらに妻をめとりました。 その人は、アブラハムの息子イシュマエルの娘で、ネバヨテの妹マハラテでした。
10. さて、ヤコブはベエル・シェバを出発し、カランへ向かいました。
11. とある所まで来ると、日はとっぷり暮れ、野営しなければなりません。 あたりに転がっている石を枕に、ごろっと横になりました。
12. その晩のことです。 不思議な夢を見ました。 天までも届く階段がそびえ、神様の使いが上ったり降りたりしているのです。
13. ふと見ると、神様がそばに立っておられます。 「わたしは神、アブラハムの神、おまえの父イサクの神である。 おまえがいま寝ている土地はおまえのものだ。 それを、おまえとおまえの子孫に与えよう。
14. 子孫は地のちりのように多くなり、東西南北、あらゆる方角へ増え広がり、この地全体に住みつくだろう。 おまえとおまえの子孫によって、世界中の国々が祝福される。
15. おまえがどこへ行こうと、わたしはいつも共にいて、おまえを助ける。 無事この地に帰れるように、必ず守ってやる。 約束のものを全部わたすまで、いつでも共にいてやろう。」
18. 明くる朝はやく起き、枕にした石を立てて記念の柱とし、オリーブ油を注ぎかけました。
19. そして、そこをベテル〔「神様の家」の意〕と名づけました。 そのあたりは以前、ルズと呼ばれていたのです。
20. ヤコブは神様に誓いました。 「神様、もし神様がこの旅行でわたしを助け、守ってくださり、衣食にも不自由させず、
21. 無事に父の家に帰してくださるなら、神様を私の神といたします。