創世記 25:27-33 リビングバイブル (JLB)

27.  やがて子供たちは成長し、エサウは腕のいい猟師となりましたが、ヤコブのほうは穏やかな性格で、家にいるのが好きでした。 

28. イサクのお気に入りはエサウです。 鹿の肉をよく持って来たからです。リベカはヤコブのほうをかわいがりました。

29.  ある日ヤコブがシチューを作っていると、エサウが疲れきった様子で猟から帰って来ました。

30.  「あーあ、腹ぺこで死にそうだ。 その赤いやつを一口くれよ。」このことから、エサウは「エドム」〔「赤い物」の意〕とあだ名されるようになりました。

31.  「ああ、いいよ。 兄さんの持ってる長男の権利と引き換えならな。」

32.  「今にも飢え死にしそうなんだぜ。 長男の権利なんか何の役に立つんだい。」

33.  「そんなら兄さん、その権利をぼくに譲るって、神様の前で誓ってくれよ。」言われたとおりエサウは誓い、長男の権利を弟に売り渡しました。

創世記 25