創世記 21:24-34 リビングバイブル (JLB)

24.  「いいですとも、誓いましょう。」 

25. しかし、その時アブラハムは、王の召使がアブラハムの召使を脅して井戸を奪い取ったことで、不服を申し立てました。

26.  「はて、それは初耳ですな。 いったいだれが、そんなことを……。その時すぐ言ってくださればよかったのに。」

27.  こうして契約を結ぶことになり、アブラハムはそのしるしに、羊と牛を王に与えて、いけにえとしました。

28-29. ところが、彼が雌の子羊を七頭別にとっておいたのを見て、王は尋ねました。 「これは、どういうわけかね。」

30.  「実は、この子羊は王様への贈り物です。 これで、この井戸が私のものだということを、はっきりさせようと思いまして。」

31.  そののち、この井戸はベエル・シェバ〔「誓いの井戸」の意〕と呼ばれるようになりました。 王とアブラハムが、そこで契約を結んだからです。 

32. そのあと、王と司令官ピコルは、国へ帰りました。 

33. アブラハムは井戸のそばに柳を一本植え、そこで神様に祈りました。永遠の神様に〔契約の証人となっていただくため〕です。 

34. こうしてアブラハムは、ペリシテ人の国に長いあいだ住むことになりました。

創世記 21