創世記 21:12-17 リビングバイブル (JLB)

12.  しかし神様は、アブラハムを力づけました。 「あの子と女奴隷のことは、あまり心配してはいけない。 サラの言うとおりにしなさい。 わたしの約束はまちがいなくイサクによって成就するのだ。

13. だが、ハガルの子もおまえの息子だ。 必ずその子孫の国を大きくしてやろう。」

14.  翌朝、アブラハムは早く起きました。 さっそく旅行用の弁当を用意し、水を入れた袋をハガルに背負わせると、息子といっしょに送り出しました。 二人はベエル・シェバの荒野まで来ましたが、どこといって行く先はありません。 ただあてもなくさまようばかりです。

15. やがて水も底をつきました。 もう絶望です。 彼女は子供を灌木の下に置き、 

16. 自分は百メートルほど離れた所に座りました。「とても、あの子が死ぬのを見ていられないわ。」 そう言うと、わっと泣きくずれました。

17.  その時、天から神様の使いの声が響きました。 神様が子供の泣き声を聞きつけたのです。 「ハガルよ、どうしたのだ。 何も恐れることはないのだよ。 あそこで泣いているあの子の声を、神様はちゃんと聞いてくださった。 

創世記 21