創世記 20:2-13 リビングバイブル (JLB)

2. 彼はサラを妹だと言ったので、アビメレク王は彼女を王宮に召し入れました。

3.  ところがその夜、神様が夢で王に現われました。 「おまえは夫のある女を召し入れた。 いのちはないものと思え。」

4.  しかしアビメレクは、まだ彼女と床を共にしてはいませんでした。「神様、それはとんだぬれ衣です。 

5. 妹だと言ったのは、あの男のほうですよ。 それに彼女自身も、『ええ、彼は兄です』と言ったんです。 私にはやましい気持ちなどみじんもありませんでした。」

6.  「それはよくわかっている。 だから、おまえが罪を犯さないようにしてやったのだ。 彼女に指一本ふれさせないように、わたしが仕向けたのだ。 

7. さあ、彼女を夫のもとに返しなさい。 彼は預言者だから、おまえのために祈ってくれるだろう。 そうすればおまえは助かる。 だが、彼女を返さなければ、おまえも家族の者も、いのちはないぞ。」

8.  翌朝、王は早々と起き、宮殿で働く人々全員を集めました。 王から事のいきさつを聞いた人々はみな、恐ろしさに震え上がりました。

13. そんなわけで、神様の命令で故郷を発つ時、あれに『これからどこへ行っても、おまえは私の妹だということにしてほしい』と頼んでおいたのです。」

創世記 20