3. この日を祝福して、聖なる日と定めました。 この日に天地創造の働きが完了したからです。
4. ところで、神様が全世界を造った時のいきさつは、次のとおりです。
5. 初めのうち、地には穀物はおろか、一本の植物さえ生えていませんでした。 神様が雨を降らせなかったからです。 それに、土地を耕す人もいませんでした。
6. しかし、地のあちこちから泉がわき出て、全地を潤していました。
7. やがて神様が人間を造る時がきました。 まず、地のちりで体を造り上げ、それにいのちの息を吹き込んだのです。 そこで人は、生きた人格をもつ者となりました。
8. それから神様は、東の方のエデンに園をつくり、そこに人を住まわせました。
9. 園には、あらゆる種類の美しい木が植えられています。 どれもこれも、おいしい実をつける木ばかりです。 園の中央には、「いのちの木」と、善悪を判断する力のつく「良心の木」とがありました。
10. さて、エデンの地からは一つの川が流れ出て園を潤し、それはやがて四つの流れに分かれるのでした。