創世記 19:28-34 リビングバイブル (JLB)

28. ソドムとゴモラのあった平野を見渡すと、まるでかまどのように熱気がたちこめ、煙の柱が町のあちこちに立っているのが見えます。 

29. しかし神様は、アブラハムの願いを聞き入れ、ロトのいのちを救ってくださいました。 町をおおい尽くした死の災いから、彼を救い出してくださったのです。

30.  のちにロトはツォアルの人々を恐れて山へ逃げ、二人の娘といっしょにほら穴で暮らしました。 

31. そんなある日、姉が妹に言いました。 「このあたりには男の人がいないし、お父さんも私たちを結婚させることなんかできないわ。 それにお父さんだってすぐ年をとって、子供をつくれなくなってしまうのよ。 

32. だから、お父さんをぶどう酒で酔いつぶして、いっしょに寝ましょうよ。 うちの家系が絶えないようにするには、そうするしかないわ。」 

33. 相談がまとまり、二人はその夜、父親に酒を飲ませ、まず姉が父親のところに行きました。 しかしロトは、娘と寝たことはおろか、何一つ覚えていませんでした。

34.  あくる朝、彼女は妹に言いました。 「ゆうべお父さんと寝たわ。 今夜また、お酒を飲ませましょう。 今度はあなたの番よ。」 

創世記 19