創世記 18:20-27 リビングバイブル (JLB)

20.  そこで神様は、アブラハムに打ち明けました。 「ソドムとゴモラの住民が、すっかり悪に染まってしまったそうだ。 ずいぶんひどい事をしているという。 

21. 今、その知らせが本当かどうか調べに行くところなのだ。 向こうに着けば、何もかもはっきりわかるだろう。」

22-23. ほかの二人は、そのままソドムへ向かいましたが、神様はしばらくの間、アブラハムといっしょにあとに残りました。 アブラハムは恐る恐る神様に近づきました。 「ちょっとお伺いしてよろしいでしょうか。 神様は正しい人も悪人も同じように殺してしまうおつもりですか。 

24. もしあの町に正しい人が五十人いたとしても、それでも町を滅ぼされますか。 その人たちのために町を救おうとはなさらないのですか。 

25. だとしたら、正義はどこにあるのでしょう。 悪人も正しい人もいっしょに殺してしまうなんてことを、神様がなさるはずはありません。 もしも、もしもそんなことをしたら、正しい人も悪人も全く同じ取り扱いをすることになってしまいます。 決してそんなことはなさらないでしょうね。 全地をさばかれるお方は、公平でなければならないのですから。」

26.  「わかった。 正しい人が五十人見つかったら、彼らのために町全体を救うことにしよう。」

27.  「ありがとうございます。 ですが、あともう少しお伺いしてよろしいでしょうか。 こう申し上げる私自身が、ちりや灰にすぎない者だということは、よく承知しております。 

創世記 18