創世記 17:14-24-27 リビングバイブル (JLB)

2-4. わたしはおまえと契約を結ぶ。 おまえが大きな国民になることを保証する契約だ。 事実、おまえは一つの国民だけでなく、たくさんの国の先祖となるのだ。」 神様が話すのを、アブラムは地にひれ伏し、顔をすりつけんばかりにして聞いていました。

14. これを拒否する者はだれでも、部族の一員とはみなされないことになる。 わたしの契約を無視した罰だ。」

15.  神様はさらに続けました。 「おまえの妻サライだが、これからは『サライ』ではなく、『サラ』〔「王女」の意〕にしなさい。 

16. わたしは彼女を祝福する。 彼女はおまえの息子を産むだろう。 すばらしい祝福を与えて、彼女を国々の母とする。 おまえの子孫からは大ぜいの王が出ることだろう。」

17.  これを聞いたアブラハムは、地にひれ伏して神様を礼拝しました。 しかし、とても信じられないことなので、心の中では笑っていました。 「この私が父親になるんだって? 百歳の老いぼれが? それにサラだってもう九十だ。 赤ん坊なんかできるはずがない。」

18.  アブラハムは神様に申し上げました。 「それはありがたいことです。 どうぞ、イシュマエルを祝福してくださいますように。」

19.  「いいや、わたしはそうは言っていない。 サラが、おまえの息子を産むのだ。 その子をイサク〔「笑い声」の意〕と名づけなさい。わたしは永遠の契約を、彼と彼の子孫との間に結ぶ。 

20. イシュマエルのことはわかった。 あの子も祝福しよう。 願いどおり彼の子孫をふやし、大きな国にする。 十二人の王子が彼の子孫から出る。

21. しかし、契約を結ぶのはイサクとだ。 来年の今ごろ、サラはイサクを産む。」

22.  こう言い終えると、神様は、アブラハムのもとを去りました。

23. その日アブラハムは、直ちに息子イシュマエルをはじめ男性全員を集めました。 彼の家で生まれた者も外部から買い入れた者もみんなです。 そして、神様から命じられたとおり、一人残らず生殖器の包皮を切り取る儀式を行ないました。 

24-27. その時アブラハムは九十九歳、イシュマエルは十三歳でした。 二人とも同じ日に割礼を受けました。 家の中の男性は、そこで生まれた者も奴隷として買い取られた者も、一人残らず同じように割礼を受けました。

創世記 17