2-4. わたしはおまえと契約を結ぶ。 おまえが大きな国民になることを保証する契約だ。 事実、おまえは一つの国民だけでなく、たくさんの国の先祖となるのだ。」 神様が話すのを、アブラムは地にひれ伏し、顔をすりつけんばかりにして聞いていました。
11. つまり、生殖器の包皮を切り取る。 これが、おまえたちがこの契約を受け入れたしるしとなる。
12. 男の子はみな、生まれて八日目に割礼を受けなければならない。 おまえの家の子だけでなく、外国人の奴隷も、男はみな受ける。 この条件は永遠に変わらない。 おまえの子孫全員に適用すべきものだ。
13. 例外は一人も認められない。 割礼は、おまえたちの体そのものが、永遠の契約にあずかっていることのしるしだからだ。
14. これを拒否する者はだれでも、部族の一員とはみなされないことになる。 わたしの契約を無視した罰だ。」
15. 神様はさらに続けました。 「おまえの妻サライだが、これからは『サライ』ではなく、『サラ』〔「王女」の意〕にしなさい。
16. わたしは彼女を祝福する。 彼女はおまえの息子を産むだろう。 すばらしい祝福を与えて、彼女を国々の母とする。 おまえの子孫からは大ぜいの王が出ることだろう。」
17. これを聞いたアブラハムは、地にひれ伏して神様を礼拝しました。 しかし、とても信じられないことなので、心の中では笑っていました。 「この私が父親になるんだって? 百歳の老いぼれが? それにサラだってもう九十だ。 赤ん坊なんかできるはずがない。」
18. アブラハムは神様に申し上げました。 「それはありがたいことです。 どうぞ、イシュマエルを祝福してくださいますように。」
19. 「いいや、わたしはそうは言っていない。 サラが、おまえの息子を産むのだ。 その子をイサク〔「笑い声」の意〕と名づけなさい。わたしは永遠の契約を、彼と彼の子孫との間に結ぶ。
20. イシュマエルのことはわかった。 あの子も祝福しよう。 願いどおり彼の子孫をふやし、大きな国にする。 十二人の王子が彼の子孫から出る。
21. しかし、契約を結ぶのはイサクとだ。 来年の今ごろ、サラはイサクを産む。」