創世記 15:10-19-21 リビングバイブル (JLB)

10. 殺し、真ん中から引き裂いて二つに分けよ、というのです。 ただし、鳥は裂いてはいけない、と注意されました。 

11. アブラムは言われたとおりにしました。 そして、はげたかが死体の上に舞い下りて来そうになると、追い払うのでした。

12.  やがて夕方になり、日が西に沈みかかります。 アブラムは眠くて、どうにも我慢できなくなりました。 何か恐ろしいことが起きる前兆のような、深いやみが忍び寄ってきたのです。

13.  その時、神様の声がしました。 「おまえの子孫は四百年のあいだ外国で奴隷にされ、苦しめられるだろう。 

14. だが、その国をわたしは罰する。 そしてついには、あり余るほどの富を携えて、彼らはその国から脱出することになるのだ。 

15. おまえは天寿を全うし、安らかにこの世を去るだろう。 

16. 四世代ののち、彼らはこの地に帰る。 今ここに住んでいるエモリ人の国々の悪行は、まだ大したことはない。 だがその時がきたら、きびしい刑罰を受けるのだ。」

17.  もう日はすっかり沈み、あたりは真っ暗です。 見ると、煙のたち込めるかまどと燃えるたいまつが現われ、二つに引き裂かれた動物と鳥の死体の間を通り抜けたのです。 

18. こうしてその日、神様はアブラムと契約を結ばれました。 「わたしはこの地をおまえの子孫に与える。 ワディ・エル・アリシュ〔エジプト川〕からユーフラテス川に至る地だ。

19-21. また、ケニ人、ケナズ人、カデモニ人、ヘテ人、ペリジ人、レファイム人、エモリ人、カナン人、ギルガシ人、エブス人の国々をも与えよう。」

創世記 15