8. こうして、神様は人間を世界の各地に散らしました。 もう都市建設はできません。
9. この都の名がバベル〔「混乱」の意〕と呼ばれたのは、このためです。 つまり、神様がたくさんの国語を与えて人間を混乱させ、各地に広く散らしたのが、このバベルの地だったのです。
26. テラが七十歳のとき息子が三人いました。 アブラム、ナホル、ハランです。
27. ハランにはロトという息子ができました。
28. しかしハランは、若くして生まれ故郷のカルデヤのウルで死に、あとには父親のテラが残されました。
29. 一方アブラムは、腹違いの妹サライと結婚し、ナホルも、孤児となった姪のミルカを妻にしました。 ミルカにはイスカという兄弟がいましたが、二人ともハランの子です。
30. ところでサライは、子供ができない体質でした。