列王紀下 13:1-18 リビングバイブル (JLB)

1.  エフーの子エホアハズが、十七年にわたるイスラエル統治を始めたのは、ユダのヨアシュ王の即位後二十三年目のことです。 

2. エホアハズは悪い王で、イスラエルを罪に誘い込んだ、ヤロブアムの悪にならいました。 

3. 神様はそんなイスラエルを激しく怒り、シリヤのハザエル王とその子ベン・ハダデが、イスラエルを征服するがままにまかせておかれました。 

4. ところが、エホアハズ王が助けを祈り求めると、神様はその願いを聞き入れてくださったのです。 シリヤの王がイスラエルをひどく苦しめるのを、見ておられたからです。 

5. 神様はイスラエルに指導者を起こし、シリヤ軍の圧制から救い出してくださいました。 それで人々は、以前のように平和に過ごせるようになりました。 

6. ところが、それでもなお、人々は罪を犯し続け、ヤロブアムの悪から離れようとしませんでした。 相も変わらず、サマリヤにあったアシェラの女神像を礼拝していたのです。 

7. ついに神様は、エホアハズ王の軍隊を、騎兵五十、戦車十台、歩兵一万の貧弱な集団にしてしまわれました。 その他の兵力は、シリヤの王によって、足下のちりのように踏みにじられてしまったのです。

8.  エホアハズ王のその他の業績は、『イスラエル諸王の年代記』に記録されています。

11. ところが、彼は悪人で、ヤロブアムのように、国民を偶像礼拝に誘い込み、罪を犯させました。 

12. ヨアシュ王のその他の業績は、ユダのアマツヤ王と戦ったことも含めて、『イスラエル諸王の年代記』に記録されています。

13. ヨアシュ王は死んで、歴代のイスラエルの王とともにサマリヤに葬られ、ヤロブアム二世が新しく王となりました。

14.  ところで、エリシャが再起不能の病気になった時、ヨアシュ王は病床を訪れ、泣き伏してしまいました。「わが父、わが父。 あなたはイスラエルの力です!」

15.  エリシャが、「弓と矢を取り、 

16-17. 東の窓を開けなさい」と言いました。さらに、弓に手をかけるように言い、自分の手を王の手に重ねました。「矢を射なさい。」 王は言われるとおりにしました。すると、エリシャは言いました。 「これは神様の矢、シリヤに勝つ矢だ。 あなたはアフェクで、シリヤ軍をみごとに破るだろう。 

18. さあ、別の矢を取り、それで床を打ちなさい。」王は矢を取って三度床を打ちました。 

列王紀下 13