列王紀下 11:15-21 リビングバイブル (JLB)

2-3. ただし、アハズヤの子で一歳のヨアシュだけは、叔母のエホシェバに助け出されて無事でした。 エホシェバはアハズヤの父ヨラム王の娘でした。 彼女は、殺される運命にある王子たちの中から、ヨアシュを連れ出し、乳母とともに神殿の物置に隠しました。 二人はそこで、六年間すごしたのです。 その間、アタルヤが女王として治めていました。

15.  エホヤダは護衛隊長に命じました。 「女を連れ出せ。 神殿の中で殺してはいかん。 この女につく者があれば、殺してかまわん。」

16.  彼らは女王を引きずり出して宮殿の馬屋へ連れて行き、そこで殺しました。

17.  エホヤダは、神様と、王、国民との間で、神様の国民となるという契約を結び、王と国民との間でも、契約を結びました。 

18. 人々はバアルの神殿を取りこわし、祭壇と像を砕き、祭壇の前でバアルの祭司マタンを血祭りにあげました。 エホヤダは神殿に警備を置きました。 

19. それから、隊長、衛兵、人々とともに、王を神殿から連れ出し、衛兵詰め所から宮殿に入り、王座につけたのです。

20.  人々は喜びにあふれていました。 こうして、アタルヤ女王の死後、ようやくエルサレムの町は平穏を取り戻しました。 

21. ヨアシュが王となったのは七歳の時です。

列王紀下 11