26. 礼拝用の柱を引き倒し、焼き捨てました。
27. また、神殿もこわし、公衆便所に造り変えました。 それは、今もそのままになっています。
28. このようにエフーは、イスラエルからバアルの痕跡を、完全に取り除きました。
29. ただし、ベテルとダンにある金の子牛像だけは、取り除きませんでした。 その子牛像こそ、全イスラエルを罪に陥れたもとでした。 ネバテの子ヤロブアムが犯した、最大の罪の産物だったのです。
30. のちに、神様はエフーに約束なさいました。 「おまえは、アハブ王家を滅ぼせという、わたしの命令によく従った。 だから、曾孫の代まで、イスラエルの王としよう。」
31. ところがエフーは、真心から神様に従おうとはしませんでした。 彼は、イスラエルに大きな罪を犯させる原因となった、ヤロブアムの金の子牛像を拝み続けていたのです。
32-33. そのころ、神様はイスラエルの領土を少しずつ削り取っておられました。 ハザエル王が、ガドとルベンの部族のものである、ヨルダン川東岸に広がる、ギルアデの全地域、さらに、アルノン渓谷にあるアロエルからギルアデとバシャンに及ぶ、マナセ部族の諸地域をも手中に収めたのです。
34. エフーのその他の業績は、『イスラエル諸王の年代記』に記録されています。
35. エフーは死んでサマリヤに葬られ、息子エホアハズが、新しく王となりました。
36. エフーがサマリヤでイスラエルの王位についていたのは、合計二十八年間でした。