2-3. 「この手紙を読んだら、いちばん優秀な子を王に立て、アハブ王家のために戦う準備をするがいい。 戦車も馬も、城壁のある町も武器も十分ある。」
14. 「連中を捕まえろ」と、エフーは家来に命じました。 そして、水ためへ連れて行って、四十二人全員を殺してしまいました。
15. 宿舎を出たエフーは、彼を迎えに来た、レカブの子ヨナダブに会いました。 互いにあいさつを交わしたあと、エフーが言いました。 「私があなたを裏切らないように、あなたも私を裏切りませんか。」「もちろんです。」「では、手を出して。」 エフーは彼の手をとって戦車に引き上げ、こう言いました。
16. 「さあ、いっしょに来て、私がどれほど神様のために熱心か、とくと見届けてください。」ヨナダブはエフーと並んで戦車に乗りました。
17. サマリヤに着くと、エフーはアハブの親族や友人を、一人残らず虐殺しました。神様がエリヤによって予告なさったとおりのことが、起こったのです。
18. それから、エフーはサマリヤの全住民を集めて、次のように指示しました。 「アハブでも、私ほど熱心なバアル信奉者ではなかった。
19. バアルの預言者と祭司を全員呼び集めよ。 バアルの礼拝者も残らずだ。 全員が集まったかどうか、しっかり見届けろ。 バアル信奉者こぞってバアルをほめたたえる、盛大な祭りを行なうことにする。 バアル信奉者でここに来ない者は、生かしてはおかない。」ところが、これは彼らを皆殺しにしようとする計略だったのです。
20-21. エフーはイスラエル中に使者をやり、バアル信奉者を集めました。 バアルの神殿は、すみずみまで人でいっぱいになりました。
22. エフーは衣装係りに、「この者たちに祭服を着せてやれ」と命じました。
23. エフーとレカブの子ヨナダブは、神殿に入ると、集まった人々にこう語りました。 「ここにいるのはバアル信奉者だけかどうか、よく確かめろ。 イスラエルの神様を礼拝する者は、一人も入れてはならんぞ!」