2-3. 初めギブオンで姿を現わした神様は、再びソロモンに現われて、こうお語りになりました。「わたしはおまえの祈りを聞いた。 おまえの建てたこの神殿をいつまでも、わたしのものとしよう。 いつも喜んでここを見つめていよう。
15. ソロモン王は労働者を集めて、神殿と宮殿のほかにも、ミロの要塞、エルサレムの城壁、ハツォルとメギドとゲゼルの町々をつくりました。
16. ゲゼルは、以前エジプトの王が攻め取って焼き、そこに住むカナン人を殺した所ですが、のちに、ソロモンの妻になった自分の娘に、結婚の贈り物として与えた町です。
17-18. そこでソロモンは、下ベテ・ホロン、バアラテ、荒野の町タデモルとともに、このゲゼルをも再建したのです。
19. 王はまた、穀物倉庫の町を建て、戦車隊や、騎兵隊の駐留する町、それに別荘の町を、エルサレム近郊やレバノン山麓、その他の地につくりました。
20-21. ソロモン王は、エモリ人、ヘテ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人など、征服した国々の生き残りを労働者にしました。 イスラエル人がこれらの国を征服した時、完全に滅ぼすことができず、奴隷として生き残った者たちです。
22. 王は、イスラエル人を労働者にはしませんでした。 イスラエル人は、兵士、役人、将校、戦車隊の指揮官、騎兵となったからです。
23. また、労働者を監督するイスラエル人が、五百五十人いました。その他のこと
24. ソロモン王は、エジプト王の娘をエルサレムの旧市内にあたるダビデの町から、宮殿の中に特別に建てた建物に移しました。 次に、ミロの要塞を造りました。
25. 神殿が完成してから、王は年に三度、祭壇に、完全に焼き尽くすいけにえと和解のいけにえをささげ、そこで香をたきました。
26. ソロモン王は、エドムの地の、紅海に面したエラテに近いエツヨン・ゲベルに造船所を造り、そこで船団を組みました。
27-28. ヒラム王は、この船団の乗組員を補強するため、熟練した水夫を差し向けました。 彼らはオフィルとの間を往復し、時価三十六億円相当の金を、ソロモン王のもとへ運んだのです。