列王紀上 8:54-55-66 リビングバイブル (JLB)

6.  それから、祭司たちは、契約の箱を神殿の奥の至聖所に運び入れ、ケルビムの翼の下に安置しました。 

7. ケルビムの像は、翼が箱の上にくるように設計されていたので、その翼は、箱とかつぎ棒をおおいました。 

8. そのかつぎ棒は長く、先がケルビムの横から突き出ているので、前方の聖所からも見えましたが、外庭からは見えませんでした。 現在もそのままです。 

9. 箱の中には、二枚の石板しか入っていませんでした。 その石板は、神様が、エジプトを出たイスラエル国民と、ホレブ山(シナイ山)で契約を結ばれた時、モーセが納めたものです。

54-55. ソロモンは両手を天に伸べたまま、ひざまずいていました。 祈り終えると、祭壇の前から立ち上がり、国民を大声で祝福しました。

56.  「イスラエルの神様をほめたたえます。 神様は約束どおり、ご自分の国民イスラエルに安息をお与えになりました。 しもべモーセによって示された、すばらしい約束のすべてが、一つもたがわず実現したのです。 

57. どうか神様が、ご先祖と共におられたように、私たちをも見捨てず、共にいてくださいますように。 

58. すべてのことで神様をお喜ばせし、ご先祖にお与えになった教えをみな守ろうという願いを、起こさせてください。 

59. この祈りを、いつも覚えていてください。 こうして、毎日、何かあるたびに、私とイスラエルの全国民を助けていただきたいのです。 

60. どうか、世界中の人に、あなたのほかに神はいないことを知らせてください。 

61. 全国民よ。 あなたがたは、神様の前で、正しく、きよい生活を送らなければなりません。 今日のように、いつも神様の教えを守らなければなりません。」

62-63. 王と全国民は、神殿を神様にささげました。 この時ささげた和解のいけにえは、なんと牛二万二千頭、羊と山羊十二万頭にのぼりました。 

64. 臨時の計らいとして、王は神殿の前の庭をきよめ、そこで完全に焼き尽くすいけにえと、穀物の供え物、それに和解のいけにえの脂肪をささげました。 青銅の祭壇は、おびただしいいけにえを載せるには小さすぎたからです。 

65. こうして、祭りは十四日間も続き、イスラエル中から大ぜいの人が集まりました。 

66. 祭りのあと、王は国民を家へ帰しました。 国民はみな、神様が、しもべダビデとその国民イスラエルにお示しになった多くの恵みを喜び、王に祝福のことばを述べました。

列王紀上 8