列王紀上 7:7-34 リビングバイブル (JLB)

7.  それから、王が訴訟を聞くための、「玉座の間」とも「さばきの間」とも呼ばれる部屋がありました。 ここは、床から天井まで、部屋全体を杉材で張り巡らしました。

8.  この部屋のうしろにある庭を取り囲むようにして、同じく杉材を張り巡らした、王の住まいがありました。 またソロモンは、妻としたエジプト王の娘のために、自分のと同じ大きさの住まいを、宮殿の中に建てました。 

9. 建物はすべて、寸法どおりに切り取られた、大きくて高価な石で造られました。 

10. 土台の石は、四メートルから五メートルもあったのです。 

11. 塀に使った大きな石も、寸法どおりに切り取られ、上にはレバノン杉の角材を使いました。 

12. 大庭の周囲の塀にも、三段の大きな切り石を使い、神殿の内庭や玄関のように、その上にレバノン杉の角材を使いました。

13.  ソロモン王は、ヒラムという青銅細工の熟練工を、ツロから呼び寄せました。 

14. 彼は、父親がツロの鋳造師でしたが、母親はナフタリ族の未亡人だったので、ユダヤ人の血が半分混じっていたのです。 このヒラムが、王のために、いろいろな仕事をすることになりました。

15.  彼は、高さ九メートル、周囲六メートルで、中が空洞の二本の青銅の柱を鋳造しました。 

23.  次にヒラムは、高さ二メートル半、直径五メートル、円周十五メートルという、青銅の大洗盤を鋳造しました。 

24. その縁の下には、回りを取り巻くように、五センチおきに二列の飾り模様がありました。 洗盤を鋳造した時に鋳込んだものです。 

25. この大洗盤は、三頭ずつ組になって、それぞれ背中合わせに東西南北を向いた、十二頭の青銅の牛の上に載せられていました。 

26. 洗盤の縁は杯の縁のような形をしていて、厚さは八センチあり、容量は約七十二キロリットルでした。

31. この台の上に、口のまるい洗盤が五十センチ出ています。 洗盤の深さは七十五センチで、花模様細工があしらってあります。 枠の鏡板は正方形で、円形ではありません。

32.  台には四個の車輪が取りつけてありますが、車輪はどれも高さ七十五センチで、それぞれ軸にはめてあります。 

33. 車輪は戦車の車輪と同じ作りでした。 車軸も、輻も、輪縁も、轂も、台の部品はみな、青銅で鋳造されていたのです。 

34. 台の四すみにはそれぞれ支柱があり、四本とも台に固定されていました。 

列王紀上 7