31. この台の上に、口のまるい洗盤が五十センチ出ています。 洗盤の深さは七十五センチで、花模様細工があしらってあります。 枠の鏡板は正方形で、円形ではありません。
32. 台には四個の車輪が取りつけてありますが、車輪はどれも高さ七十五センチで、それぞれ軸にはめてあります。
33. 車輪は戦車の車輪と同じ作りでした。 車軸も、輻も、輪縁も、轂も、台の部品はみな、青銅で鋳造されていたのです。
34. 台の四すみにはそれぞれ支柱があり、四本とも台に固定されていました。
35. 台の先端を高さ二十五センチのまるい帯輪が取り巻いていて、帯輪は台の取っ手に固定されていました。 このように、全部の部品が台に固定されていたのです。
36. 帯輪の縁には、ケルビム、ライオン、なつめやしの木が花模様に囲まれて彫られていました。
37. 全部で十個の台は、どれも同じ鋳型で、同じ大きさ、同じ形に作られました。
38. それから、青銅の洗盤を十個作り、台の上に置きました。 どの洗盤も直径は二メートルで、容積は千四百四十リットルありました。
39. 五個の洗盤は神殿の右側に、他の五個は左側に置きました。 また、大洗盤は、神殿の右手にあたる、南東のすみに置きました。
40. さらにヒラムは、灰つぼと十能と鉢を作りました。 こうして、神殿のためにソロモン王が言いつけた仕事を、ぜんぶ完成したのです。
41-46. ヒラムが作ったものを書き出してみましょう。二本の柱二本の柱のいただきに載せる柱頭柱頭をおおう格子網格子網に二段に並べられた四百個のざくろ洗盤と、それを載せて移動できる台、おのおの十個大洗盤と、それを支える十二頭の牛灰つぼ十能鉢これらのものはみな、青銅製で、スコテとツァレタンとの間のヨルダン川の低地で鋳造されました。
47. 総重量は、あまりにも重いので、ついに量らずじまいでした。