列王紀上 7:14-40 リビングバイブル (JLB)

3-4. 三方の壁には、三列からなる合計四十五の窓がありました。 一列に五つずつです。 

14. 彼は、父親がツロの鋳造師でしたが、母親はナフタリ族の未亡人だったので、ユダヤ人の血が半分混じっていたのです。 このヒラムが、王のために、いろいろな仕事をすることになりました。

15.  彼は、高さ九メートル、周囲六メートルで、中が空洞の二本の青銅の柱を鋳造しました。 

16-22. 柱の上に、青銅で鋳造した柱頭が載せられました。 それはゆりの花の形をしていて、高さ二メートル半、幅二メートルでした。 その柱頭は、青銅の鎖で編んだ七組の格子細工の網と、網の上を二段に取り巻く、四百個の青銅のざくろで飾られていました。 ヒラムはこの二本の柱を、神殿の入口に立てました。 南側の柱はヤキン、北側の柱はボアズと名づけました。

23.  次にヒラムは、高さ二メートル半、直径五メートル、円周十五メートルという、青銅の大洗盤を鋳造しました。 

24. その縁の下には、回りを取り巻くように、五センチおきに二列の飾り模様がありました。 洗盤を鋳造した時に鋳込んだものです。 

25. この大洗盤は、三頭ずつ組になって、それぞれ背中合わせに東西南北を向いた、十二頭の青銅の牛の上に載せられていました。 

26. 洗盤の縁は杯の縁のような形をしていて、厚さは八センチあり、容量は約七十二キロリットルでした。

27-30. 彼はまた、四個の車輪で移動できる、二メートル平方で、高さ一メートル半の台を十個作りました。 それぞれには、正方形の板が枠にはめこまれた台があり、その板の上にライオン、牛、ケルビムの飾りが彫ってあります。 ライオンと牛の上下にある枠の表面は、花模様で飾ってあります。 どの台にも、四個の青銅の車輪と青銅の軸がついていて、台の四すみには、表面を花模様で飾った、四本の支柱が立っています。 

31. この台の上に、口のまるい洗盤が五十センチ出ています。 洗盤の深さは七十五センチで、花模様細工があしらってあります。 枠の鏡板は正方形で、円形ではありません。

32.  台には四個の車輪が取りつけてありますが、車輪はどれも高さ七十五センチで、それぞれ軸にはめてあります。 

33. 車輪は戦車の車輪と同じ作りでした。 車軸も、輻も、輪縁も、轂も、台の部品はみな、青銅で鋳造されていたのです。 

34. 台の四すみにはそれぞれ支柱があり、四本とも台に固定されていました。 

35. 台の先端を高さ二十五センチのまるい帯輪が取り巻いていて、帯輪は台の取っ手に固定されていました。 このように、全部の部品が台に固定されていたのです。 

36. 帯輪の縁には、ケルビム、ライオン、なつめやしの木が花模様に囲まれて彫られていました。 

37. 全部で十個の台は、どれも同じ鋳型で、同じ大きさ、同じ形に作られました。

38.  それから、青銅の洗盤を十個作り、台の上に置きました。 どの洗盤も直径は二メートルで、容積は千四百四十リットルありました。 

39. 五個の洗盤は神殿の右側に、他の五個は左側に置きました。 また、大洗盤は、神殿の右手にあたる、南東のすみに置きました。 

40. さらにヒラムは、灰つぼと十能と鉢を作りました。 こうして、神殿のためにソロモン王が言いつけた仕事を、ぜんぶ完成したのです。

列王紀上 7