7. たいへんな事態です。 アハブ王は相談役の長老たちを呼び、不平をぶちまけました。 「やつが何をしようとしているか、ぜひとも知ってくれ。 わしはやつの要求どおり、妻子や金銀を与えると言っておいたのに、図に乗って難題を吹っかけてきおった。」
8. 「これ以上、やつに何もやらないでください」と、彼らは助言しました。
9. そこでアハブ王は、ベン・ハダデ王のよこした使者に言いました。 「王にお伝え願いたい。 『初め陛下が要求なさったものはすべて差し上げます。 ですが、ご家来が宮殿や民家を捜し回ることだけは、やめてください』とな。」 使者はベン・ハダデ王のもとへ帰って報告しました。