列王紀上 18:6-15 リビングバイブル (JLB)

6.  こうして、二人は別々の道を進みました。 

7. その時オバデヤは、近づいて来るエリヤを見たのです。 ひと目でエリヤだとわかったので、地面にひれ伏しました。「もしや、エリヤ先生では?」

8.  「そうだ。 王のところへ行って、私がここにいると伝えてくれないか。」

9.  「エリヤ先生。 私がどんな悪いことをしたというので、この私を殺そうとなさるのですか。 

10. 神様にかけて申します。 王様は、世界中の国をすみずみまで捜し回って、あなたを見つけ出そうとしています。 『エリヤは当地にいません』という報告を受けると、王様は決まって、その国の王に、それが真実であると誓わせるのです。 

11. ところが、今あなたは、『王のところへ行って、エリヤがここにいると伝えよ』とおっしゃいます。 

12. しかし、私があなたから離れたら、すぐ神の霊が、だれも知らない所にあなたを連れ去ってしまうでしょう。 王様が来て、あなたを見つけることができなかったら、私はまちがいなく死刑です。 私はこれまでずっと、心からイスラエルの神様にお仕えしてきたではありませんか。 

13. イゼベル王妃が神の預言者を殺そうとした時、預言者百人を二つのほら穴にかくまい、パンと水を差し上げた私のことが、お耳に入りませんでしたか。 

14. 今おっしゃるとおりにしたら、私は殺されます。」

15.  「私はいつも、天の軍勢の主である神様の前に立っている。 この神様にかけて誓う。 きょう、私は、きっとアハブ王の前に姿を現わす。」

列王紀上 18