1. そのころ、預言者エフーによって、バシャ王に神様からのきついお達しがありました。
2. 「わたしはおまえに特別に目をかけて、イスラエルの王とした。 ところがおまえは、ヤロブアムの悪い手本に習い、わたしの国民に罪を犯させた。 だから、わたしは怒っている!
3. わたしはヤロブアムとその子孫を滅ぼしたように、おまえも家族も滅ぼす。
8. バシャの子エラは、ユダのアサ王の即位後二十六年目に、ティルツァで王位につきました。 しかし、彼の在位期間はわずか二年でした。
9. 王の戦車隊の半分を指揮する将軍ジムリが、謀反を企てたからです。 ある日、エラ王は、首都ティルツァにある宮内長官アルツァの家で、ほろ酔いきげんになっていました。
10. ジムリは家に入って王に近づき、いきなり、王をなぐり殺したのです。 この事件が起こったのは、ユダのアサ王の即位後二十七年目のことでした。 そのあとジムリは、自分が新しい王だと宣言しました。
11. ジムリは王になると、すぐさまバシャ王の一族を、子供はもちろん遠い親せきや友人までも、一人残らず殺してしまったのです。
12. こうして、神様が預言者エフーに予告させたことが実現しました。
13. この悲劇が起こったのは、バシャとその子エラがイスラエルを偶像礼拝に走らせ、神様の激しい怒りを買ったためです。