列王紀上 14:16-31 リビングバイブル (JLB)

16. ヤロブアム王は罪を犯し、しかもイスラエルの全国民をも巻き添えにしたので、神様はイスラエルを捨てるのです。」

17.  王妃がティルツァに帰り、家の敷居をまたいだとたん、子供は死にました。 

18. イスラエル中の人は、その死を悲しみました。 神様が預言者アヒヤによってお語りになったとおりです。

19.  ヤロブアム王のその他の業績、彼がどう戦い、どう治めたかなどは、『イスラエル諸王の年代記』に記録されています。 

20. ヤロブアムは、二十二年のあいだ王位にあって死に、その子ナダブが跡を継ぎました。

21.  その間、ユダでは、ソロモンの子レハブアムが治めていました。 彼は四十一歳で王位につき、神様がイスラエルのすべての町々から、特にご自分の住まいとしてお選びになったエルサレムで、十七年のあいだ治めました。 レハブアムの母はアモン人で、ナアマといいました。 

22. レハブアムが王位にある時、ユダの国民は、イスラエル国民と同じように罪を犯し、神様を怒らせました。 その罪は、先祖よりひどいものでした。 

23. すべての高い丘の上や木陰に礼拝所を建て、石柱や偶像を立てたのです。 

24. また、広く同性愛が行なわれていました。 ユダの国民は、神様が国内から追い払った異教徒のように、堕落してしまったのです。

25.  レハブアムが王位について五年目に、エジプトの王シシャクがエルサレムを攻め落としました。 

26. シシャクは神殿と宮殿を物色して歩き、ソロモン王の作った金の盾など、めぼしい物はみな手に入れました。 

27. 後に、レハブアム王は青銅で代わりの盾を作り、それを宮殿の警護兵にあてがいました。 

28. 王が神殿に行く時、警護兵がこの盾を持って王の前を進み、あとで控え室に持ち帰るのです。

29.  レハブアム王のその他の業績は、『ユダ諸王の年代記』に記録されています。 

30. レハブアム王とヤロブアム王との間には、戦争が絶えませんでした。 

31. レハブアム王は死んで、先祖のようにエルサレムに葬られました。 王の母ナアマはアモン人です。 そのあと、息子アビヤムが王となりました。

列王紀上 14