1. ヤロブアム王は、息子アビヤが重病になったので、
2. 妻に言いつけました。 「王妃だと気づかれないように変装して、シロの預言者アヒヤのところへ行ってくれ。 私が王になると言ってくれた人だ。
3. みやげに、パン十個といちじく菓子、それにはち蜜を持って行き、あの子が治るかどうか、聞いてもらいたいのだ。」
4. 王妃は、シロにあるアヒヤの家へ出かけました。 アヒヤはもうかなりの年で、目が見えません。
5. ところが神様は、「変装した王妃が子供のことで聞きに来る。 子供が重態だからだ」と耳打ちして、どう返事すべきかを教えてくれました。
6. そこでアヒヤは、戸口に彼女の足音を聞くと、「王妃、お入りください。 なぜ、ほかの人のようなふりをしておいでかな」と声をかけ、次のように言いました。 「実は、悲しいお知らせがございます。