9. 「どうすべきだろう。」
10. 「連中に言ってやればいいんです。 『私の父はひどいことをしただと? それなら、私はもっとひどいことをしよう。
11. なるほど、父は過酷な取り立てをしたが、私はもっと過酷に取り立てるぞ。 父はむちで懲らしめたが、私はさそりを使って痛い目に会わせてやる』と。」
12. 三日後にまたやって来たヤロブアムの一行に、
15. 人々の要求を蹴ったのです。 神様がそう仕向けたからです。 こうなったのは、いつかシロ出身の預言者アヒヤによってヤロブアムに約束されたことが、実現するためでした。
18. 王はユダ部族以外からも労働者を集めようと、監督のアドラムを派遣しました。 すると、イスラエルの人々は、アドラムに石を投げつけ、殺してしまったのです。 同行した王は、戦車に乗り込み、やっとの思いでエルサレムへ逃げ帰りました。
19. こうしてイスラエルは、今に至るまでダビデ王朝に背くことになりました。
20. イスラエル国民は、ヤロブアムがエジプトから戻ったと知ると、国民大会に呼んで、彼を王にしました。 ただし、ユダ部族〔ベニヤミン部族も含む〕だけは、ダビデ王朝に仕えたのです。
21. レハブアム王はエルサレムに帰ると、ユダとベニヤミンの部族の体格のよい男子を残らず召集し、十八万の特別攻撃隊を編成しました。その兵力でイスラエルの残りの十部族と戦い、力ずくで、自分が王であることを認めさせようとしたのです。
22. ところが、神様は預言者シェマヤに、次のように言い含めました。