3. 恐ろしい伝染病をはやらせよう。 馬やろば、らくだ、羊の群れ、牛の群れなど、家畜は全滅する。
4. ただし、死ぬのはエジプト人の家畜だけだ。 イスラエル人の牛や羊の群れは、何一つ被害を受けない。』」
5. 神様は、翌日すぐに伝染病がはやりだすと宣告なさいましたが、
6. 実際そのとおりになりました。 明くる朝、エジプト人の家畜は、ばたばた倒れ始めたのです。 しかし、イスラエル人の家畜は病気にさえなりません。
7. 王はわざわざ使いをやり、イスラエル人の家畜が一頭も死なないというのは本当かどうか、調べさせました。 そのとおり間違いありません。 それでも、やはり王の気持ちは少しも変わらず、イスラエル人を行かせようとはしませんでした。
8. そこで、神様はモーセとアロンに命じました。 「かまどからすすを取り出し、王の目の前で、モーセがそれを空にまき散らしなさい。
9. それは細かなちりとなってエジプト中に散らばり、人と動物の区別なくどこにでもつき、できもののもととなる。」
10. 二人はすすを取って王のところへ行き、目の前で、モーセが空に向かってまきました。 すると、エジプト中の人間と動物につき、できものができるのでした。
11. 魔術師たちもできものだらけになり、モーセの前に出られません。
12. しかし、神様は王が強情を張るままにさせたので、王は神様の命令に従おうとはしませんでした。 神様がモーセに予告なさったとおりです。
13. それから、神様はモーセに命じました。 「朝はやく起きて王の前に立ち、こう言いなさい。 『ヘブル人の神、主は次のように言われます。「わたしの国民を行かせ、わたしを礼拝させなさい。