出エジプト記 4:4-14 リビングバイブル (JLB)

4.  すかさず神様が命じます。 「しっぽをつかまえろ。」 言われたとおりにすると、蛇は手の中で、また杖に戻るのでした。

5.  「みなの前で、今と同じことをして見せるのだ。 そうすれば、おまえを信じるだろう。 そして、先祖アブラハム、イサク、ヤコブの神が、ほんとうにおまえに現われた、と納得するだろう。 

6. 今度は手をふところへ入れなさい。」 また言われたとおりにして手を出すと、なんとらい病にかかり、雪のように白くなっているのです。

7. 「もう一度ふところへ入れなさい。」 そうすると、不思議なことに、らい病はすっかり治っていました。

8.  「たとい最初の奇蹟を信じなくても、二番目の奇蹟は信じるだろう。 

9. それでもまだ信じなかったら、ナイル川の水をくんで地面に注ぎなさい。 水は血に変わるだろう。」

10.  しかし、モーセはなおも食いさがりました。 「神様、私はとても口べたです。 うまく話ができたためしがありません。 こうしてお話ししていても、思うように物が言えません。 すぐどもってしまうのです。」

11.  「人間の口を造るのはだれかね。 神であるわたしではないか。 人が話せたり話せなかったり、目が見えたり見えなかったり、耳が聞こえたり聞こえなかったりするのは、だれの力によることだ? 

12. さあ、ぐずぐず言わず、わたしの言うとおりにしなさい。 ちゃんと話せるように助けてやるし、何を話すかも教えよう。」

13.  それでも、モーセは渋っています。 「神様お願いです。 だれかほかの人をやってください。」

14. 神様はとうとう腹を立てました。 「もうよい。 おまえの兄アロンは話すのがじょうずだ。 ちょうど今、おまえを捜しに来る。おまえを見つけたら大喜びするだろう。 

出エジプト記 4