1. しかし、モーセは反論しました。 「あの人たちは私を信じてくれないでしょう。 私の言うことなんか聞くはずがありません。『神様がおまえに現われたって? うそもたいがいにしろ』と言うに決まっています。」
2. 「いま手にしているのは何かね。」「羊飼いの杖です。」
3. 「地面に投げてみなさい。」 そう言われて杖を投げると、どうでしょう。 たちまち蛇に変わったではありませんか。 モーセはびっくりして、あとずさりしました。
4. すかさず神様が命じます。 「しっぽをつかまえろ。」 言われたとおりにすると、蛇は手の中で、また杖に戻るのでした。
5. 「みなの前で、今と同じことをして見せるのだ。 そうすれば、おまえを信じるだろう。 そして、先祖アブラハム、イサク、ヤコブの神が、ほんとうにおまえに現われた、と納得するだろう。
6. 今度は手をふところへ入れなさい。」 また言われたとおりにして手を出すと、なんとらい病にかかり、雪のように白くなっているのです。
25-26. 妻のチッポラはあわてて火打ち石用のナイフをつかみ、息子の性器の前の皮を切り、それをモーセの両足につけました。 それから、いやでたまらないというふうに、「なんてことでしょう。 あなた血まみれよ」と言いました。それでやっと神様は、モーセに手をかけるのをやめました。