2. また、イースト菌抜きのパン、油を混ぜた輪型のパン、イースト菌抜きのせんべい状のパンに油を塗ったものを準備する。 パンは精製した小麦粉で作らなければならない。
3-4. パンをかごに入れ、若い雄牛一頭、雄羊二頭といっしょに、神の天幕の入口に持って来る。入口のところでアロンと息子たちに沐浴させる。
5. 次に、アロンに上着をきせ、長服、エポデ、胸当て、帯をつけさせ、
6. 頭には金のプレートつきのターバンをかぶせる。
7. 次に、注ぎの油を頭に注ぐ。
8. さらに、彼の息子たちにも上着をきせ、
9. 織って作った帯をつけさせ、頭に帽子をかぶせる。 この儀式がすめば、彼らは永遠に祭司となる。 こうして、アロンと息子たちを特別に選び、きよめなければならない。
19-20. もう一頭の雄羊も殺す。 その前に、アロンと息子たちは手を羊の頭に置かなければならない。 おまえは血を集めて、その一部分を、アロンと息子たちの右の耳たぶと手足の右親指につけ、残りは祭壇に振りかける。
21. 続いて祭壇の上の血を取り、注ぎの油といっしょに、アロンと息子たち、また彼らの服に振りかける。 このようにして彼らとその服を、神のために特別に選ばれたものとしてきよめなければならない。
22. 次に、雄羊の脂肪を取る。 あぶら尾、内臓をおおう脂肪、さらに胆のうと二つの腎臓、それらの回りの脂肪、右のももである。 これは、アロンと息子たちを祭司に任命する雄羊だからである。
23. さらにパン一個、油を混ぜた輪型のパン一個、せんべい一枚を、神の前に置かれたイースト菌抜きのパンのかごから取る。
24. これらをアロンと息子たちの手に載せる。 彼らは神にささげ物をする手つきをする。
25. そのあと、もう一度それらを受け取り、神への香ばしい完全に焼き尽くすいけにえとして、祭壇の上で焼く。
26. それから、アロンの任職の雄羊の胸を取り、ささげ物をする手つきで神の前に揺り動かす。 それは自分のものにしてかまわない。
27-28. 雄羊の胸とももは、アロンと息子たちに与えなさい。 イスラエル人はいつでも、和解のための感謝のいけにえのうち、胸とももは神へのささげ物として、アロンと息子たちに与えなければならない。
29. アロンの神聖な服は、跡を継ぐ息子たちのために取っておかなければならない。 こののち何代にもわたり、大祭司の油注ぎの儀式に用いるのだ。
30. アロンの次の大祭司がだれであろうと、その者は天幕と聖所で務めを始める前に、七日間この服を着なければならない。
31. 祭司の任命式にささげた雄羊の肉を、神聖な場所で煮なさい。
32. アロンと息子たちはその肉とかごの中のパンとを、天幕の入口で食べなければならない。
33. 彼らだけが、彼らの罪を赦し、祭司として特別に選び任命する儀式に用いた、これらのものを食べる。 一般の人たちは食べてはならない。 これらは特別にきよめられたものだからである。
34. 肉やパンが翌日まで残ったら焼き捨てなさい。 食べてはならない。 それは聖なるものである。
35. このようにして、アロンと息子たちを祭司に任じなさい。 任命式は七日間つづく。
36. 毎日、罪が赦されるためのいけにえとして、若い雄牛を一頭ささげなければならない。 祭壇の汚れを払うためにも、罪が赦されるためのいけにえをささげなさい。 さらに、その上にオリーブ油を注いできよめる。
37. 七日のあいだ毎日それを続け、神のための祭壇として特別にきよめなさい。 そのあと、祭壇は最も神聖なものとなり、それに触れるものは何でも、神のために選び分かたれ、きよめられたものとなる。
38. 毎日、祭壇に一歳の雄羊を二頭ささげなさい。
39. 朝に一頭、夕方に一頭である。
40. 朝の雄羊をささげる時には、上等の小麦粉三・六リットルとオリーブ油一リットル半を混ぜたものを、いっしょにささげ、また、一リットル半のぶどう酒を注ぎの供え物にしなさい。
41. もう一頭の雄羊は夕方、朝と同じ小麦粉のささげ物とぶどう酒の注ぎの供え物といっしょにささげる。 これは神への香ばしい完全に焼き尽くすいけにえである。