7. 絶対に、うその非難をあびせてはならない。 無実の者が死刑になるようなことがあってはならない。 そんなことは決して許さない。
8. わいろを取ってはならない。 わいろは人の目をくらませ、判断を誤らせるからである。 わいろは正しい人の申し立てをゆがめる。
9. 外国人を迫害してはならない。 外国に住む心細さはよく知っているはずだ。 エジプトでの体験を思い出すがいい。
10. 六年のあいだ種をまき、収穫をあげなさい。
11. 七年目は土地を休ませ、貧しい者が自然に生えた物を刈り取れるようにする。 あとは、野獣が自由に食べられるように残しておきなさい。 この規則はぶどう畑とオリーブ畑にも当てはまる。
12. 六日間だけ働いて七日目は休みなさい。 牛やろばを休ませ、奴隷や客も含め、家族全員に休息をとらせるためである。
13. これらの戒めを必ずぜんぶ守らなければならない。 特に忘れてならないことは、ほかの神々の名を決して唱えてはならないことだ。
14. 毎年守る祭りが三つある。
15. 最初は種なしパンの祭りである。 すでに命じておいたように、七日間イースト菌抜きのパンを食べる。 この祭りは三月(ユダヤ暦では一月)、つまり、エジプト脱出の時期に毎年行なう。 この時はささげ物を持って来る。
16. 次に、刈り入れの祭りがある。 この時は最初の収穫物を持って来なければならない。 最後に、収穫期の終わりに収穫の祭りがくる。
17. 毎年この三回、イスラエル人はみな神の前に出なければならない。
18. いけにえの血は、イースト菌を入れたパンといっしょに供えてはならない。 いけにえの脂肪を翌朝までそのまま残しておいてはならない。
19. 刈り入れの時、最初の収穫の最良の物を持って来なさい。 それはあなたの神、主にささげなければならない。子やぎを母親の乳で煮てはならない。
20. わたしは約束の地へ無事おまえたちを連れて行くため、使いを送る。
21. 彼を敬い、その教えにはすべて従いなさい。 反逆してはならない。 おまえたちの罪を、彼は赦さないからだ。 この使いはわたしの名において行動する。
22. しかし、注意深く彼に従い、あらゆる戒めを守るならば、おまえたちの敵はわたしの敵となる。
23. わたしの使いが先立って、おまえたちをエモリ人、ヘテ人、ペリジ人、カナン人、ヒビ人、エブス人の国へ導き、そこに住まわせる。 その国国を、わたしはおまえたちの目の前で滅ぼす。