11. わしらの信じる神様のように偉大な方は、ほかにいない。 今度こそ、それがよくわかったよ。 なにしろ、あの傲慢で残忍なエジプト人から、ご自分の国民を救い出したんだからな。」
12. イテロは神様にいけにえをささげました。 そのあと、アロンやイスラエルの指導者たちも会いに来て、みんなでいっしょに食事をし、神様の恵みを感謝し合いました。
13. 翌日、モーセはいつものように座って、朝から夕方まで人々の不平を聞き、訴えを裁いていました。
14. 全く息つく暇もありません。 あまりの忙しさに驚いたイテロが聞きました。 「一日中こんなに大ぜいの人が、助言してもらおうとここにやって来るんだろう? どうして、この山のような仕事を一人きりで片づけようとするのかね。」
15-16. 「それはですね、難しい問題があると、みな私のところへ来て神様の判断を仰ぐんです。 判事は私です。 どちらが正しいか、どちらが間違っているかを決めたり、神様が求める生き方はどういうものかを教えたりします。 私がみんなのために神様の法律を実際の情況に当てはめて適用するわけです。」