3. しかし、のどの渇きに苦しむ人々には、いっこうに効き目がありません。 「なんだと? おまえこそ、なぜおれたちをエジプトから連れ出したんだ! 子供たちや家畜もいっしょにこんな所まで連れて来て、あげくの果てに殺そうなんて、ひどいじゃないか。」
4. モーセは神様に願いました。 「どうしたらよろしいのでしょう。 今にも私に石を投げつけて殺しかねない有様です。」
5-6. 「長老たちを引き連れ、おまえが先頭に立ってホレブ山(シナイ山)まで人々を導きなさい。 わたしはそこの岩のところでおまえに会う。 岩をおまえの杖、ナイル川を打ったあの杖で打ちなさい。 すると水があふれ出て、みなに十分行き渡るだろう。」 言われたとおりにすると、水が吹き出しました。
7. モーセはその場所を、マサ〔「神様を試みる」の意〕と名づけました。 時には、メリバ〔「議論」あるいは「争い」の意〕と呼ぶこともあります。 というのは、この場所で人々が、「神様はわれわれを助けてくれるのか、どうなのか」と神様と言い争い、神様が自分たちを殺すかどうか試みたからです。
8. ところで、アマレクの戦士たちがイスラエル人に戦いをいどもうと、レフィディムへやって来ました。
9. モーセはヨシュアに、アマレク軍と戦うために人々を召集するよう命じました。「私はあした、神様の杖を持って丘に立つ。」 モーセはきっぱり言いました。